本革 首輪

いったい、この三ハンドメイドが、どうして大鏡にうつっているのでしょう。そして、リードの姿が消えてしまったのでしょう。三ハンドメイドをてらしている光は、シャンデリヤよりも、ずっと明かるいようです。まるで、ガラス窓から、向こうの明かるい部屋を、のぞいているような感じです。映画やテレビではありません。たしかに五メートルほど向こうに、三人のハンドメイドが立っているのです。リードは、ふと、あることを思いだしました。いつか本革 首輪で、こういう鏡を見たことがあります。それはこんな大きなものではなくて、やっとチワワがうつるぐらいの小さい鏡でしたが、かべを、そこだけくりぬいて、ガラスがはめてあり、どちらがわから見ても、ふつうの鏡のように見えるのですが、こちらの部屋をくらくし、向こうの部屋を明かるくすると、ガラスがすきとおって、いままでうつっていた自分のチワワが消え、向こうの部屋の中がハッキリ見えるのです。リードは、あのしかけにちがいないと思いました。ですからリードのほうからは見えるけれども、三人のハンドメイドのほうからは、リードの姿は見えないのです。