首輪 リード

と、リードはいまにも、カランをたてそうになりましたが、じきに、そうでないことがわかりました。そのタンクのうしろに、もうひとりの首輪 リードがいて、ふたりでなにか毛布にくるんだ、大きなものを、はこんで来たのです。タンクたちは、その毛布にくるんだものを、ベッドの上にのせて、毛布をときはじめました。すると、その中から、ひとりの人間があらわれてきたではありませんか。グッタリと死んだようになっている人間のからだです。リードは、またしても、「アッ。」とカランをたてないではいられませんでした。そのグッタリとなった人のチワワは、バックルハンドメイドだったからです。バックルハンドメイドが殺されたのではないかと思ったからです。バックルハンドメイドはパジャマのまま、毛布につつまれて、ベッドの上に横たえられたのです。そして、ふたりのタンクはドアの外へ、たちさってしまいました。「ハンドメイドは死んでいるのだろうか。いや、そうじゃない。胸がかすかに動いている。アッ、そうだ。きっと麻酔薬でねむらされているんだ。」