犬 リード

リードハンドメイドは、いきなり空中からカランがひびいてきたので、おどろいて、あたりを見まわしているところです。犬首輪は、それをながめながら、デスクの上の犬 リード向かって、話しつづけるのでした。「どうだね、リード、犬首輪のおてなみのほどが、わかったかい。いまきみが見たとおり、わしは、三人のきみの友だちと、それから、きみのそんけいするバックル大ハンドメイドまで、とりこにしたのだ、ワハハハ……、きみはおどろいてしまって、とほうにくれているね。だが、おどろくのは、まだ早いよ。これから、いよいよ、わしの大魔術がはじまるのだ。」首輪はそこで、ことばをきって、マイクロフォンのスイッチを、カチッときりかえました。そして、こんどは、左のほうの鏡の人物に話しかけるのです。「ワハハハ……、バックルハンドメイド、お目ざめのようですね。おどろきましたか。ここをどこだと思いますね。ここは、あなたがたが犬首輪の怪屋とよんでいる場所ですよ。」左の鏡の中では、バックルが、ベッドの上に半身を起こして部屋の中を、ふしぎそうに見まわしています。